2024.04.03

五十肩

五十肩(肩関節周囲炎)

 

五十肩は50歳前後に良く起こるとされていますが、寿命が長くなってきていることに合わせて発症時期も老年期の方へずれていきつつあります。男女で起こりやすさや右肩、左肩での起こりやすさに差は無いとされています。肩関節は体の中の関節で一番年齢的な変化が明らかにみられる部位で、40歳を超えると著しく変化していきます。

主な症状は肩関節の痛みと運動制限があげられます

 

五十肩が起こる時は、なんらの誘因もなく徐々に、時には外傷(打撲、捻挫など)が動機となってやや急激に発病します。

痛みをもってはじまり、その程度は種々で倦怠感、重圧感あるいは肩から頚部や上腕にかけて広がっていくような痛みがあり、夜間に痛みが強くて睡眠が妨げられる方もおられます。

その他、急に腕をグッと上げると急激に刺すような痛みを感じる場合もあります。

 

肩関節には視診上ほとんど変化がなく(時には軽微な三角筋萎縮を認める)、熱を持っている様子もありません。肩関節の周りを押さえると痛みを感じます(大結節部、上腕二頭筋長頭腱部、前方関節裂隙部、烏口突起、肩峰の後下方、肩甲上神経など)。

 

五十肩の痛みで腕を思いのままに動かすことが難しくなり、ズボンにベルトを通す時や髪をドライヤーで乾かす、服に袖を通すことなど日常生活で何気なく行っていることが辛くなるとされています。

 

原因

加齢による肩関節内側の腱や関節を保護している膜などの組織がすり減ったり硬くなったりと変化したところに、打撲、捻挫、過労、アレルギー性の炎症などが加わることで発症するとされます。

 

治療

温熱療法:ホットパック、極超短波、超音波は温熱効果に加えて組織の伸びをよくするので有効

水治療法:温熱効果は上記と同様、肩の関節運動が行いやすい利点がある

関節可動域訓練:肩の運動を行う、どの療法にも併用すべき

副腎皮質ステロイドの肩関節注入

プロカイン・キシロカインなどの局注

肩甲上神経ブロック

星状神経節ブロック

Codmanの治療体操:腕の振り子運動、壁に沿って腕を屈伸させる、症状のない方の腕で痛みの有る腕を運動させる、両手で棒を持って体操を行う、などの内容

作業療法:織物作業での縦糸通し、枠編み、結び編み、金工作業での金づち打ち作業、シャフルボード、サンドペーパーかけなどによって衣服の着替えや髪を整えるなどの日常生活動作が行いやすくなる

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